日本語表現インフォ > 風景表現 > 外の設備・工作物 > つり橋・歩道橋
つり橋・歩道橋の表現・描写・類語
橋のどこかが軋んでいるのが、なにか小鳥の鳴き声のようにきこえていた
三浦哲郎 / 愛しい女 amazon
橋の中央両端に位置する主塔から本体全体へと等間隔で張られているケーブルは、遠くからだと線のようにしか見えないものの、日光の下、間近で見るとその一本一本は直径十数センチの頑丈な鉄柱であることがよくわかる。
羽田 圭介 / 一丁目一番地「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
停車場のブリッジを、上って、降りて、そうしてそれが線路をまたぎ越えるために造られたものだという事には全然気づかず、ただそれは停車場の構内を外国の遊戯場みたいに、複雑に楽しく、ハイカラにするためにのみ、設備せられてあるものだとばかり思っていました。
太宰治 / 人間失格 青空文庫
瀟洒な鉄線を組み立てている清洲橋
岡本かの子 / 渾沌未分 青空文庫
(人力車で)轍 に踏まれて躍る橋板の上を曳かれて行く
岡本かの子 / 東海道五十三次 青空文庫
畦川が流れていて、濁った水に一ひらの板橋がかかっていた。
岡本かの子 / 東海道五十三次 青空文庫
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