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観光地・行楽地・名所の表現・描写・類語
(京都)二人は詩仙堂にいた。簡素な木造の建物は杉林の中にあって、降り出した雪はまたもや恋人たちを浮世ばなれした小さな世界に閉じ込めた。
林 真理子 / 京都「最終便に間に合えば (文春文庫)」に収録 amazon
バカンス村は、その名のとおり、都会の生活を忘れて休暇を味わう村なので、時計もおかない。電話も、テレビ、ラジオもない生活に入る。自然の中で憩い、いやなことは忘れて楽しく遊び暮すのが、このクラブの趣旨である。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
このあたりの風景も、ようやくに観光地の通俗さが入りこんで来て、しずかな海と木立が、俗悪な道路と建物に侵されつつある。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
熱海の町へ下りると、そこはもう車輛の騒音と排気ガスが渦巻く温泉都市であった。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
旅慣れない私はこころの弾 む思いがあった。
岡本かの子 / 東海道五十三次 青空文庫
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