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服装や身なりが汚いの表現・描写・類語
ただ単に着こなしがひどいだけではない。そこには服飾という概念そのものを意図的に冒瀆(ぼうとく)しているような印象さえうかがえた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
セーターは洗濯しすぎて毛糸がやせていたし、デニムも一目でデザインでなく自分で穿きつぶしたからだと分かる穴がひざに空いていた。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
父兄のお古と思われる袖が聖徳太子の袖みたいに長すぎる上衣 を着て
太宰治 / 人間失格 青空文庫
ズボンの折り目もつけないほどだらしのない
有島武郎 / 或る女(後編) 青空文庫
服装がいかにも生活の不規則なのと窮迫しているのを思わせると、葉子は親身 な同情にそそられるのを拒む事ができなかった。
有島武郎 / 或る女(後編) 青空文庫
渋紙を張りつめたような風貌の老船頭
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
茫々としたむさくるしい姿
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
寒気がする程、みっともない姿
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
何度も水をくぐった疲れた単衣
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
羽根のもげたこおろぎのような彼女
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
袖口も、襟 もとも垢 でぴかぴか光っている。いっそ裸で歩きたい位だ。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
彼はそれまで僕が見たこともないような奇妙な柄のセーターを着て、その下に色のあわないシャツを着ていた。
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(カジュアル)神経の行き届いてない格好
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
二人は一見して長い間銭湯につかっていないことを物語る埃と脂のまじったうす黒い汚れを、顔や頰や頸すじにつけていた。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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