日本語表現インフォ > 人物表現 > 目・瞳 > 厳しい目つき・鋭い眼差し
厳しい目つき・鋭い眼差しの表現・描写・類語
追いつめられた動物のように目を光らせる
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
強い凝視を白羽を合わせたように見つめ返す
円地 文子 / 渦 amazon
鳥のように目だけがけわしい
安部 公房 / 第四間氷期 amazon
目は鋭く、生気を含んでいた。その目は僕に夏の光を思わせた。鋭く水中に差し込んで屈曲し輝いて散るあの夏の光。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
眼だけは老いた鷹のようにするどく光ってみえた。
田宮 虎彦 / 足摺岬 amazon
荒れた眼つきをしてケダモノかのようにどんどん帰って行く生徒
中野 重治 / 歌のわかれ (1956年) amazon
軍人の目つきだと思われるものが、恭吾の穏和な容貌に、流星のように光って、また消えた。
大仏 次郎 / 帰郷 amazon
蛇のように細く、鋭い目つき
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
直属の部下を見る目つきには蔑みと威嚇だけがあった。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
「慎一はその男に連れて行かれたのね」雪子の目が鋭くなった。子供に襲いかかろうとした敵に立ち向かおうとする肉食獣の顔になる。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
鋭く平六の顔を見返した。
芥川龍之介 / 偸盗 青空文庫
射るようないまいましげな眼光を時々葉子に浴びせかけて
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
鉄の壁すら射通しそうな鋭いひとみ
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
眸のながれたような眼
吉川英治 / 無宿人国記 青空文庫
思わず力負けしてしまうような鋭い視線で、雪見は瞬間的に目を逸らしていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
広田さんはひょうひょうとしているようで目が鋭い。目が笑っていないたぐいの鋭さではなくて、もっと奥の奥を見ているような、表面にまどわされまいとして心を静かに保っているような、そういう目だった。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
思い切ったような人を刺すような眼つき
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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