頭痛・頭が痛いの表現・描写・類語

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頭痛・頭が痛いの表現・描写・類語

頭が熱いように痛い

頭痛でこめかみを押さえる

頭に鉄の輪をはめられたような痛さがずっと続く

頭の芯がズキズキと痛む

稲光が走るように頭の深部がチカチカと痛む

萩原葉子 / 蕁麻の家　amazon

後頭部に突き刺すような痛み

頭蓋に亀裂が入るかと思うような激しい痛み

頭の真ん中が刺すように痛い

頭が締め付けられるように痛い

しびれるような頭痛

頭の芯がずきんと半鐘のようになる

ひどく高い音を聞いたようなキンとする頭の痛み

高原の空気を吸っても頭痛は一向に治まらない

頭が寺の鐘になって、坊主にがんがん撞かれてるような感じ。

頭痛のせいで文章が入らない。

関連カテ気が散る・集中できない

頭痛がして、どこともなく鈍い臼歯（きゅうし）で噛みつかれているような苦しさから逃れようもない重圧を感じさせる。

岡本かの子 / やがて五月に (1956年)　amazon

ひっきりなしに身体のあちらこちらに、丁度大地震のあとに起る無数の小さな余震のように、或は頭痛が、或は神経痛が、或は歯痛が次ぎ次ぎに起った。

堀辰雄 / 恢復期　amazon関連カテ痛さ・痛い感覚

ただの頭痛とは違う。脳が肥大し、内側から頭蓋を圧迫している。

横山秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録　amazon

二サイズばかり小さな帽子をかぶったように、何かが頭のまわりをしめつける。

村上春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録　amazon

錐（きり）で揉（も）むような痛み

夢野久作 / あやかしの鼓　青空文庫

おでこが急に重くなりました。拒否してるのに規格外の大きな塊がこめかみを通ろうとする。頭痛に耐えながら指でもみほぐす。

綿矢りさ / かわいそうだね？「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録　amazon関連カテだるい・気分が重い・倦怠感悩む・困る絶望・希望がない

普通の頭痛とは異った、額から後頭まで箍（たが）でもはめるように緊めつけられる感じ

宮本百合子 / 伸子　青空文庫

いろいろな刺戟――自動車の警笛から、靴の小さい踵を伝わって来る鋪道の堅さまで、皆恐ろしい容赦なさで頭に響く。

宮本百合子 / 伸子　青空文庫

百尺もあるところを墜落したように頭が痺れた。再び渾沌が来た。悪寒はやんだ代りに高い熱と痙攣（けいれん）が起った。

宮本百合子 / 伸子　青空文庫関連カテ病気・体調が悪い

私は文章を書いて暮らしている。実はその日も急ぎの仕事で、ある写真家の撮った風景写真に文章をつけるというのがあったのだが、頭が痛くてとてもその荒波の海の写真世界に入っていけなかった。

吉本ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ気が散る・集中できない

（多量の睡眠薬を服用後の目覚め）頭を少しでも動かすと痛みが走り、体中がひきつれるようだった。

吉本ばなな「N・P (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ睡眠薬

風邪をひきそうに頭の痛い気持ち

林芙美子 / 新版　放浪記　青空文庫

頭が痛くなるほど考えたけれど、わからなくてやめた。

吉本ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ考える・頭を回転させる

まだぼんやりと頭重に悩まされながら

吉本ばなな「アムリタ（下） (新潮文庫)」に収録　amazon

鈍い頭痛が脈打つ

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

寝不足のせいか偏頭痛がして、仕事をしていても集中力を欠いた。

平野啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ寝不足

頭の疼きは止まらず、目の前が白黒点滅し始めた。

湊かなえ / ポイズンドーター・ホーリーマザー「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録　amazon

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