日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

日本語表現インフォ > 感覚表現 > 刺激 > 痛さ・痛い感覚

痛さの表現・描写・類語

こもるような痛み

肉体的でない、生理的な痛み

爪と爪だけで焼くようにチリッとつねる

しくしくするような、ころころするような目の痛み

痛くはないが余り乾燥すると肉が引張ってぴりぴり刺激する

井伏鱒二 / 黒い雨　amazon

産むときの肉体の痛みは、闇を裂いて稲妻が閃き、耳の傍で雷が落ちたのに似ている

有吉佐和子 / 華岡青洲の妻　amazon

高橋三千綱 / 涙　amazon

軀に薄い刃物で切られるような痛みが走った。

吉行淳之介 / 闇のなかの祝祭　amazon

痛みはない。きっと、もっと遅れて痛くなるのだろう。

伊坂幸太郎 / ラッシュライフ　amazon

背骨に滲（し）み渡るほどの痛みを感じた

夢野久作 / ドグラ・マグラ　青空文庫

（傷を）手に触れて飛び上った

夢野久作 / ドグラ・マグラ　青空文庫

からだもちぎれるばかり痛いのを堪（こら）へて走りました。

宮沢賢治 / ひかりの素足　青空文庫

稲妻が空を縫って走る時には、それが自分の痛みが形になって現われたように見えた。

有島武郎 / 或る女（後編）　青空文庫関連カテ雷の光・稲妻痛みが全身を駆け抜ける

傷ついた牛のように叫ぶほかはなかった。

有島武郎 / 或る女（後編）　青空文庫関連カテ叫び声（叫ぶ）・わめく

骨（ほね）の髄（ずい）まで、しんしんと、痛い

吉川英治 / 野槌の百　青空文庫

痛みが脳天に抜ける。

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

痛みに顔を歪める

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ不快の表情・顔をしかめる

痛みで目が覚める。

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ寝起き・目が覚める

触れられたり、動いたり、ものを考えたり、何をしても痛みが増幅する気がする。

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

（突き目）痛みに怯んでどうしても目を開くことができない。

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ目の痛み

（迫撃砲による名誉の負傷）真赤に焼いた鉄棒で思い切り、ガアンと撲なぐられた気持さ。

遠藤周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録　amazon

（後頭部への打撃）この時、痛い歓喜が頭の天辺から入って来た。五寸釘のように、だんだん私の頭蓋を貫いて、脳底に達した。

大岡昇平「野火（新潮文庫）」に収録　amazon

あと 37 個の表現が登録されています
ログインして全部見る

感覚表現大カテゴリ

表現の大区分