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嫉妬・うらやましいの表現・描写・類語
妬みと惜しみと悔恨(くやみ)との念が一緒になって旋風のように頭脳の中を回転した。
田山 花袋 / 蒲団 amazon
心には羨望の漣漪(さざなみ)が立った。
夏目 漱石 / 明暗 amazon
養殖真珠が天然の真珠に感じるような耐えがたい嫉妬
三島 由紀夫 / 仮面の告白 amazon
彼女自身の地底の嫉妬が噴火したかのよう
川端 康成 / 千羽鶴 amazon
気に食わないが美人だった。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
下唇を噛み切ってしまうほど彼女に嫉妬している
吉田修一「悪人」に収録 amazon
ところで、さっきのこわい彼女にも雄一はドアを開けてやっていたのだとふと思ったら、私はふいにわけもわからずシートベルトが苦しくなった。そして、おお、これがしっとというものか、とわかり愕然とした。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
激しい嫉妬 が頭をぐらぐらさせるばかりに嵩 じて来る
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
そう思うとあり合わせるものを取って打 ちこわすか、つかんで引き裂きたいような衝動がわけもなく嵩 じて来るのだった。
有島武郎 / 或る女(後編) 青空文庫
熱鉄をのまされたような焦躁と嫉妬
有島武郎 / 或る女(後編) 青空文庫
彼の下顎は狂暴な嫉妬 のために戦慄した。
横光利一 / 日輪 青空文庫
頭のしんを嫉妬 の血が熱いようにのぼる
吉川英治 / 銀河まつり 青空文庫
制しきれない嫉妬 が胸に噪 いでいる。
吉川英治 / 八寒道中 青空文庫
女らしい嫉妬 を感じずにはいられなかった。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
嫉妬がましい息づかいで、まるで夢遊病者のような変な狂態を演じようとしている。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
身悶えするような激しい嫉妬に襲われた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
うらやましい。他人をうらやんだ瞬間に、それが自分に欠けたものだと気付くのが嫌で、何に対してもとがった見方をしていた時期なのに、しまった、と思った時にはもう十分に、あこがれのまなざしを二人に向けていた。
湊 かなえ / ポイズンドーター・ホーリーマザー「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
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