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噂・評判・口コミの表現・描写・類語
息をひそめるようにして世間の反応をうかがう
司馬 遼太郎 / 最後の将軍―徳川慶喜 amazon
他人の家庭を動揺させるような悪質な噂を得々として振りまく
永井 龍男 / コチャバンバ行き amazon
噂が、世論という超個人的なものになって、インフルエンザ的な猛威をふるう
安部 公房 / 第四間氷期 amazon
世間の噂を敵にまわす
三島 由紀夫 / 潮騒 amazon
鬼の首でも取ったように人の噂をする
中上 健次 / 枯木灘 amazon
風向きなんてあっという間に変わっちまう。小松が真剣な顔をして高い崖の上に立ち、指を舐めて風向きを測っている光景を天吾は思い浮かべた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
村はその噂で湧きかえるようだ。
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
噂は、早い雨雲のように、東と西の方から街道にそって広がり伝わっていた
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
1彼の死因について妙な噂話がナマヌルイ風をともなって彼の知人回路とその周辺を素早く流れたことがある。
椎名 誠 / 長く素晴らしく憂鬱な一日 amazon
鼎(かなえ)の湯のように沸き立つ喧しい近郷近在の評判やとりどりの沙汰
嘉村 礒多 / 業苦 amazon
噂の多くは、諺にもあるように転がるたびに大きな塊になる雪達磨(ゆきだるま)に似ている。
島崎 藤村 / 夜明け前 (第1部 上) amazon
妻をアンテナとして私につたわる。(略)もっともこのアンテナは感度が鈍いため、ニュースの鮮度は落ちるのが-。
尾崎 一雄 / まぼろしの記 amazon
これらの噂話も元ネタからずいぶんと膨らませている可能性もある
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
う噂は、風に乗って工場にも届いた。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
いろいろな風聞が、清教徒風に質素な早月の佗住居 の周囲を霞 のように取り巻き始めた。
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
突然小さな仙台市は雷にでも打たれたようにある朝の新聞記事に注意を向けた。
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
この稀有 の大 げさな広告がまた小さな仙台の市中をどよめき渡らした。
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
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