じゃがいもの味、おいしさを伝える表現・描写

ほくほくした口当たりのジャガイモ

同じイモでも、ジャガイモのほうが品があって風情がある

新じゃがは水っぽいのが特徴だ。初物は嬉しいから小さい芋が取れるとすぐに炒めたり揚げたり茹でたりして食べるが、若い味が生きるのはポテトサラダ。

秋に収穫したイモはいわゆる新じゃがで直ちに出荷される

茹でるよりも蒸したほうが、蒸すよりもベイクするほうがじゃがいもはおいしくなる。ゆっくりと時間をかけて焼いたベイクドポテトは肉料理の付け合せに最高である。

この種のジャガイモは、今では北海道に行っても、めったに口にすることはできない

メークインは煮ても身が崩れず歯ごたえのあるしっとり系

お皿の上にごろんと乗っているのを、ナイフとフォークを使って、アツアツ言いながら皮を剥いて、崩してバターと塩で食べる

久しぶりに食べるジャガイモはとても旨い

皮ごとゆでたりふかしたりした熱いのの皮をむきながら、塩をつけてたべるだけのことだったが、皮だって、さつまいものように味気なくぼさっとむけるのではなく、ツルリとむけるところが繊細な感じで好きだったし、むけたあとはツルリとすべっこくて、歯あたりのよさも、さつまいもの比ではないと思った。

じゃがいもばかり食べるとスタイルまでじゃがいも型になりそうだ。

ドイツはじゃがいもの国といわれる。レストランに入って料理を注文すると、パンの代りにじゃがいもがでてきた。ゆでたじゃがいもにバタをまぶし、パセリをふっただけだが、実においしく、どんな料理にも勝るように思った。