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文字を書く・執筆するの表現・描写・類語
懐から拳銃を取り出すようにメモを取り出した
428 ~封鎖された渋谷で~ amazon
ありありと眼に映るように描写する
夏目 漱石 / 『土』に就て 長塚節著『土』序 amazon
ペンの先から思いが溢れてこぼれ散る
三浦 綾子 / 続 氷点 amazon
身辺の日常をかき流して行くふうの気楽な書き方
藤枝 静男 / 或る年の冬 或る年の夏 amazon
熱に浮かされたような書きっぷり
中島 敦 / 李陵 amazon
紙にぱっと花が咲くように書け
石川淳 / 普賢 amazon
(万年筆の中の)インクは勃起した性器の静脈のようなおとなしいブルー色をしている。
大江 健三郎 / われらの時代(新潮文庫) amazon
彼の姿は、数字を書いているというより、紡ぎだしているという感じでした。彼のその美しい左指から生まれてくる∞や∴や∂の記号を、わたしは繊細な工芸品のように見つめました。見慣れているはずの数字でさえ、特別大事なものに思えました。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
ペンを小刻みに走らせて
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
筆の動くままにそこにあった紙きれに字を書いてみた。
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
青鉛筆はほとんど自働機的敏活さでさっさっ、さっさと、細かく几帳面 に運動する。そこに自ら独特のリズムが生じた。じっと見守っていると、機械の規則正しい運転が人の心に与える、力強い確乎とした、同時に精力的な亢奮に似たものを感じる
宮本百合子 / 伸子 青空文庫
私が書いている時代小説というものを、たとえていえば、 「今日は、姉川の戦場に大軍をひきいて戦う織田信長を書く」 そして、 「明日は、江戸の町の片隅で、その日暮しを送っている叩き大工を書かねばならない」 のであるから、気分を転換させることが実に骨が折れるのだ。自分では気づかぬことだが、家人にいわせると、信長のような英雄を書いているときは、むずかしい顔をして威張っているらしい。 酒のみの大工や八百屋を書いているときは、むやみと饒舌になり、晩酌の量もふえるという。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
かすれた文字をつらねて
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
母はエンピツをなめながら帳面をつけている。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
(すらすらと小説を書く)彼女には数多くの書くべきことがある。数多くの語るべき物語がある。どこかに正しい出口のようなものをひとつつくってやれば、熱い想いやアイデアが、そこからマグマのようにほとばしり出て、知的にして斬新な作品が次々に生み出されるはずだった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
わたしはこれまでずいぶんたくさんの量の文章を書いてきた。日常的に──ほとんど毎日。ものすごいスピードで休みなくのびつづける広大な牧場の草を、一人でせっせと刈り続けるみたいに。今日はここ、明日はあそこ……、一周して帰ってくる頃には草は元通りに長くさわさわと茂っている。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
〝ナポレオン伝〟は歴史の英雄を過度に美化して描いている
阿刀田 高 / ナポレオン狂「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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