日本語表現インフォ > 風景表現 > 水面・水中・水辺 > 夜の海
夜の海の表現・描写・類語
夜の海が油を刷いたように鈍く光り、黒い板に似ている
吉行 淳之介 / 夕暮まで amazon
海は、眠った町を守りするように、夜じゅう鳴りつづけていた。
阿川 弘之 / 夜の波音 amazon
堤防の上に立って見る浜辺はぼんやりと白い闇だった。海は真っ黒で、時折レースのふちどりがちらちら光った。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
海で泳ぐものは一人もない。波の間に枕などが浮いていると恐ろしいもののような気がした。
梶井基次郎 / 海 断片 青空文庫
夜の海は昼と迫力がまるっきり違う。ぼんやりと暗い浜から、波音が押してくるように巨大に響く。黒い島影が 闇 に浮かび、潮風は夜の香りを含んで吹き渡る。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
(闇の中で)そこだけ白く光っている海
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
闇の中に白く光っている海
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
海はただ向うまで陰鬱に黒く 拡がり、灰色の雲の下、島影もありません。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
海も陸も、黒一色に塗りつぶされて、灯一つみえない。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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