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池・湖・沼・水たまりの表現・描写・類語
溶けた小倉アイスのように雪混じりの泥水
泉麻人 / ヴァンサンカン amazon
池が銀を焼き溶かして湛えるように光る
川端 康成 / 掌の小説 amazon
澄み渡った水底の砂利が、銀のように碧玉のように沈んでいる
国木田 独歩 / 武蔵野 amazon
神秘性を漂わせる清冽な湖水の色
笹沢 左保 / 終りなき鬼気 amazon
池が銀を焼き溶かして湛えたように光る
川端 康成 / 掌の小説 amazon
湖水を縁どる薄い氷の膜が、窓を曇らせる蒸気のよう
常盤 新平 / マフィアの噺 amazon
池の面は、底に何か歓楽境めいたものを秘めていて、その明りが洩れ出ているような妖しい美しさであった。
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
池は夕日に照らされ、銹(さ)びた古代の銅鏡のような鏡面に、金閣の影をまっすぐに落していた。
三島 由紀夫 / 金閣寺 amazon
溝溜(どぶだめ)のような池
岩野 泡鳴 / 耽溺 amazon
死水のように静かにほの白く輝いている湖面
葛西 善蔵 / 湖畔手記 amazon
岡本かの子 / 金魚撩乱 青空文庫
「淵には九つの性質がある。静水をじっと湛 えているのも淵だ。流れて来た水のしばらく淀 むところも淵だ。底から湧 いた水が豊かに溜 り、そしてまた流れ出るところも淵だ。滴 たって落つる水を受け止めているのも淵だ――」 父親は大体こんなふうに淵が水を受け入れる諸条件を九つの範疇 にまとめて、 「これを九淵の説と云って、水はいろいろの変化で向うが、それを受け容れる淵はたった一つなのだ。この淵の無心な気持ちになっていれば世間がどう変りこっちにどう仕向けようと、余悠綽々 なのだ。
岡本かの子 / 渾沌未分 青空文庫
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