暑い・蒸し暑いの表現・描写・類語

日差しの下は相当暑い

照りつける日差し

蒸し蒸しした夜

むっとする車内

部屋はむんむんしている

灼熱地獄

日差しは肩に食い込むように熱い

真夏の昼下がりにくわえて、焼けた墓石の放射する熱気で足もとから火がつくようだ

汗がぽとぽと落ちてくるくらい暑い

ちょっと歩くとすぐ汗が出るくらい暖かな日

じっとしていても汗が体を伝う

温室にいるような息苦しさと暑さ

死ぬほど暑い

寝苦しいほどの暑さ

べたつく暑さ

湯の中に飛び込んだような暑さ

ジリジリと押さえつけられるような不愉快な暑さ

空気が肌にまとわりつくような蒸し暑さ

部屋の中が蒸し風呂みたいに暑い

一日が、耐えきれぬほどの暑さと耐えきれぬほどの長さで移って行く

身動きもできないほど暑い

夏の暑さが、熱いお茶を飲むように快感

焼けた釜の中のような耐え難い熱気

体がゆだる

圧しつけるにむっと澱んでいた蒸し暑く濁った空気

風は吹かないし時間が止まってしまいそうな暑さ

ねっとりとまとわり付く湿気が気持ち悪くて何をする気も起きない

子供の爪の先きが人の肉体をこそこそと掻きおろしてくるようなきつい温かさを含んだ日光

蝋細工のようなもので、暑さに対してはからきし意気地がない

蒸し風呂のようなアパートの中

体にこたえる暑さ

蒸し風呂のような暑さ

銀蠅の飛びまわる四畳の部屋は風も通らず、ジーンと音がするように蒸し熱かった。

粥のようにねばねばした暑熱

夜だというのに地の底からむしたてられるような暑さである。

暑さにけむるような街は白く乾いて

外は、顔を包み込んでくるような暑気だった。

不快指数が天井知らずに上がっていく

37度だぜ、37度。夏にしても暑すぎる。これじゃオーブンだ。37度っていえば一人でじっとしてるより女の子と抱き合ってた方が涼しいくらいの温度だ。信じられるかい？

　ほんとうに暑くなって、ねむの木もまるで夏のようにぐったり見えましたし、空もまるで底なしの淵（ふち）のようになりました。

オープンカーに乗る彼を日光から遮るものはない。夏の太陽に照らされたアスファルトや渋滞中の道路に並ぶ無数の車の放つ熱が、地球のメルトダウンを感じさせた。

小さな緑子がうつむきながら歩いてくるのが見えた。その奥にある公園の木々の葉の塊は濃ゆに揺れながら静かに燃えて、緑子はそれを後頭部にしょってるようであった。

気温は急に夏らしい蒸し暑さに返って、横浜の市街は、疫病にかかって弱りきった労働者が、そぼふる雨の中にぐったりとあえいでいるように見えた。

ずいぶん、暑くなりました。炎天の下を歩くと靴がアスファルトにのめりこみそうです。《…略…》香椎の海岸に吹きさらされてふるえた、玄界灘の寒風が恋しいくらいです。

春から秋にかけては四十度、五十度の暑さで、車の取手で火傷をする有様だった。

「二調子か三調子、気持ちの調子を引上げないと、とてもこの強い感じは受け切れないわ」と娘は眼を眩（まぶ）しそうに云った。

風もなく蒸暑い夜だった。

（蒸し暑い夜）風がやんで、空一面をおおった薄い雲が、月の輪郭をかすませ、ようよう近寄って来る夏の温（あたた）かさが、両岸の土からも、川床（かわどこ）の土からも、もやになって立ちのぼるかと思われる夜（よ）

芝居小屋のなかは思ったように蒸し暑かった。

メリンスの着物は汗で裾にまきつくと、すぐピリッと破けてしまう。

この暑さでは、涼しくなるまで、何もかもおあずけで生きているより仕方もない。

じりじりした暑さの中に、日傘のない私は長い青年の影をふんで歩いた。

暑くるしいのに障子が閉めてある。

じりじりと照りつけるなぎのような暑さ。

暑いので、胸や背中にあせもが出来る。

大きなかさばった荷物を背負って歩く。《…略…》汗びっしょりで、何とも気持ちが悪い。からりと晴れた空。まるで、コオボウ大師を背中にしょってるような暑さなり。

何かを考えようとすると、僕の頭は固くてはりのあるガス状のものでいっぱいになった。そして両側のこめかみがひどくだるくなった。昨夜うまく寝つけなかったのと、五月のはじめにしては暑すぎる気候のせいと、そしてあの奇妙な電話のせいだ。

室内は冷房が効いているにもかかわらず、こころなしか蒸し暑さを感じる。

胸元に湿って貼りついたＴシャツを引っ張って、風を通した

二〇一〇年の夏は、後に気象庁が「三十年に一度の異常気象」と認定したほどの猛暑で、

（スターバックスは）この暑さのせいか、平日の午後の割に店内は混み合っている。

現在の時刻は午後の２時半。外の世界は地獄のように暑く眩しい。

それは蒸暑い風の吹くいやな日だった。

手術室の温度は少し気の遠くなるほど暑かった。室内の空気は重く沈み、どんよりと濁っている。そのために戸田は助手としての自分の役目をしばらくの間、忘れかけていた。

いつものようにけだるい暑さ

夕暮がくると湾の海で反射する光が余計に暑くるしさを感じさせた。

（田舎の夏）都会の暑さとはまた違う刺すような日差しだった。本物の夏、という感じがした。