日本語表現インフォ > 感覚表現 > 刺激 > 痒さ・痒い感覚
痒さの表現・描写・類語
紙の端が、小指の外側をかすめた。チリッと、妙な感覚が残った。何だろう、と目を近づけて見たけれど、指は変わったことはない。そのあたりが、微かに痛痒くなった。
高樹のぶ子 / その細き道(遠すぎる友) amazon
繃帯の内側が痒くなって、どうにも始末がつかなくなって来た。うえから引っ掻けば、益かゆくなる計りだし、その部分を捻ったり揉んだりするのも間接で、何の効き目もなかった。拳固をかためて、繃帯の上から頭を殴りつけ、まだ駄目なので、ふらふらと立ち上がって、床柱の角に、自分の頭をどしんどしんとぶつけた。
内田百閒 / 無紘琴(掻痒記) amazon
胸から背にかけたあたりにむずがゆい不快なしこりを感じる
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
手でかいてもみても痒みはひかず、自分の肉体を離れて痒みだけが、すぐ間近に浮遊する感覚があった
鈴木 光司 / らせん amazon
芥川龍之介 / 鼻 青空文庫
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