日本語表現インフォ > 風景表現 > 冬 > 初冬・冬の始まり
初冬・冬の始まりの表現・描写・類語
冬がひたすら躊躇しつつも地上に沈もうとする
永塚節 / 土 amazon
快かった風が冷たい冬の棘に変わる
連城三紀彦 / 一夜「日曜日と九つの短篇」に収録 amazon
初冬の冷く粒立った空気が、爽かな陽光を含んで冴え返っていた
五木寛之 / 夜の斧 amazon
今朝の急激な冷え込みに、安藤は嫌でも冬の到来を実感させられた。マンションを出て大学に向かう途中、セーターを取りに戻ろうかと何度も足をとめたぐらいだ。結局そうしなかったのは、面倒くさかったせいもあるが、歩いているうちに身体が暖まってきたからに過ぎない。
鈴木 光司 / らせん amazon
午後が短く、夕暮が灰色に侘しくなって来た。
宮本百合子 / 伸子 青空文庫
短い秋を見限ってテラスの真ん中の丸暖炉と、角隅を囲う硝子屏風はもう季節の冬に対しての武装だ。
岡本かの子 / 巴里のキャフェ――朝と昼―― 青空文庫
もうじき冬が来る 空がそう云った もうじき冬が来る 山の樹がそう云った。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
二学期半ば、新しい手袋が欲しいと思う気候になった頃
湊 かなえ / 罪深き女「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
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