ニキビ・吹き出物・いぼの表現・描写・類語

短い髭の中に赤く膿を持ったにきびのある頬

潰れたにきびから血が吹いている

長い間悩み続けてニキビは消えており、そこは一面穴だらけになっていた。今となってはその穴だらけの皮膚を晒してゆくほかない。

毛穴の一つ一つに小さなあせも

体中の吹出物が痒くて、夜もおちおち眠れない

デキモノの膿がつんと目鼻を突き刺すまでの悪臭を放っている

いぼの多い顔に見覚えがある

熟した木苺みたいな大きなイボ

（にきび）顔の小さな火山

黒い乾燥したイボ

母の形容によれば「松かさのように」頭から顔からいちめんふきでものがした

異物は円錐形で、先が鋭く尖っている。彼は最初、子供のころに好んで食べた金米糖が一と粒、そこに半分埋まっているかのような印象を受けた。

顎のところに赤黒い少女の乳首のようないぼをぽつんとつけている

アーモンドクラッシュがちりばめられたみたいなニキビ顔

体格は良いが、ニキビが額に残っている。顔には若者特有の、感情を箱に閉じ込めたような暗さもあった。

始終吹き出物でもしそうな、膿（うみ）っぽい女

（舌にできた発疹）十和子を驚かせたのは、赤いグロテスクな発疹がいつの間にか増殖して舌の表面を覆っていることだ。びっしりと寄り集まった舌先を中心に、ずっと奥の付け根の方まで、裏側のグチャグチャしたひだの間まで、よく見ると粒々が飛び火している。これから病変がひろがっていきそうな部分は、 舌苔 が薄くなって地肌が透けている。これが自分の舌だとは信じられない。 　自分の舌が以前はどんな状態だったか思い出せない。でも、こんなに赤い、ひとつひとつがこんなに大きい粒々などなかった。こんなに不気味な、腐った魚の卵みたいな肉塊ではなかった。《…略…》病んだハラワタみたいなこの舌が、ある種の 烙印 のように思える。何か口では言えないほどいけないことをした女の烙印。

（頭のたんこぶ）粒々した毛根を指先に感じながら、熱い汗ばんだ頭皮をさぐった感触。こんもり膨れあがっていた柔らかい瘤。

（こぶ）背中に 駱駝らくだ みたいなこぶを付けてる

前額部に角のような 瘤こぶ が出ている