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老いる・年を取る・誕生日の表現・描写・類語
「私、二十歳になる準備なんて全然できてないのよ。変な気分。なんだかうしろから無理に押し出されちゃったみたいね」
村上春樹 / ノルウェイの森 amazon
日毎に老いの傾斜を転げ落ちる
藤本 義一 / やさぐれ刑事 amazon
白かった肌が、白布が日ごとに黄ばんでいくように少しずつ飴色に濁っていく
連城 三紀彦 / 棚の隅 amazon
齢が遠慮なく自分の体を侵蝕している
大岡 昇平 / 花影 amazon
あらゆるものから何かを学び取ろうとする姿勢を持ち続ける限り、年老いることはそれほどの苦痛ではない。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
鏡に自分の顔が映ったのに気がついて、巻子の話す声に相槌を打ちながら近づいてって自分の顔をじっと見てみた。口元が、こんなにゆるかったか、と思うほどに何かが減っており、思わず顎から頬を手のひらで包むようにして持ち上げて、手を離す、持ち上げて手を離す、を繰り返してると、わたしは母の顔のことを思い出す
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
ミルフィーユのように美しく年齢を重ねた女
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
私は夜が好きだ。私は夜のように早く年をとりたい。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
写真の尾畑小枝子に間違いなかった。ただし、面差しに年月の経過が 否応 なく表れていた。目の下に 皺 が刻まれ、 瞼 が少し 瘦 せて目が大きくなったように見える。肩までの長さの髪は黒々としているが、染めているのかもしれない。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
自分の年齢を考えた。あと半年で四十一歳になる。時間が限られているという事実が、心に重く伸しかかった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
すっかりしわが深くなり、毛穴が目立ち、昔にくらべてむちむちと太り、肌がざらざらになったパパを見て、パパが私を見守ることとママの死をふっきることに費やした時間の残酷さを感じた。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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