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カフェ・喫茶・飲食店の表現・描写・類語
空調と換気扇の音、時々コーヒーカップとソーサーがぶつかる音だけが聞こえた
せきしろ / 去年ルノアールで 完全版 amazon
コーヒーの残りを飲もうとしたが、カップが空になっていることに気づき、ソーサーに戻した。カップはソーサーに当たって、予想もしなかった大きな乾いた音を立てた。その音を聞きつけたようにウェイターがテーブルにやってきて、二人のグラスに氷の入った水を注いだ。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
雰囲気勝負の喫茶店は高い
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
新しい傾向のフランス料理を現地で学んできた若者たちが、つぎつぎに自分の店をひらき、本格の味を提供するようになった
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
銀座などとちがって、狭い山ノ手のカフェでは、孤独な客が他所 のテーブルを眺めたりしながら時を費すことはそう自由ではない。
梶井基次郎 / ある崖上の感情 青空文庫
(ウエイトレスに)南京鼠 の匂いでもしそうな汚いエキゾティシズムが感じられた。そしてそれはそのカフェがその近所に多く住んでいる下等な西洋人のよく出入りするという噂 を、少し陰気に裏書きしていた。
梶井基次郎 / ある崖上の感情 青空文庫
「カップルばかりだなあ、この店は。」
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
地下にある薄暗い喫茶店
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(レストラン)間接照明のミニマルな内装で、ガラス製の棚に無数のワインボトルが横倒しに陳列されている。それが、オイスター・ホワイトとダーク・ブラウンを基調にした空間の、 瀟洒 なアクセントになっている。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
洒落たオープンカフェで、白い 庇 が大きく舗道に向かってせり出している。庇の下の日溜まりの中にテラス席が並び、何組かの客が小さな丸テーブルを囲んで談笑しているのが見えた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
ハンバーガーショップから、トマトケチャップと焦げた肉と清涼飲料水のにおいが混ざって漂ってくる。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
(ケーキ屋は)壁も天井もガラス張りで、温室のような店だった。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
南部鉄の大きな 鉄瓶 や風鈴を店内のあちこちに配して、全体をくすんだ茶色に統一した凝ったつくりの喫茶店
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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