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空腹・餓え・お腹が鳴るの表現・描写・類語
腹が減って腹が減って全身ガルルル状態
東海林さだお / コロッケの丸かじり amazon
風が吹き抜けるような空腹を覚える
本庄 陸男 / 石狩川〈上〉 amazon
腹部の皮が背中へひっついてしまっているかのように感じられる
横光 利一 / 時間 amazon
朝から何も食べていなかったので、ぐったりとソファーに坐り込んだ。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
奇跡のように営業しているラーメン屋を見つけ、俺たちはとにもかくにも駆け込んだ。いらっしゃいませ、という三角巾をかぶったおばちゃんの笑顔が、遭難中にようやく出会えた救援隊みたいに輝いて見えた。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
(腹八分目)一日に少量のものを腹におさめ、いつでも、わずかな空腹をおぼえるように心がけている。それが体調にもっともよい。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
夕方になると、朝から何も食べていない二人は、暗い部屋にうずくまって当 のない原稿を書いた。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
私の胃のふは永遠の地獄だ。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
頭の頂天まで飢えて来ると鉄板のように体がパンパン鳴っているようで
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
飢えていては何を愛する気にもなれない。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
目を覚ましてしばらくすると、『オズの魔法使い』にでてくる竜巻のように空腹感が襲いかかってきた。それは理不尽と言っていいほどの圧倒的な空腹感だった。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(玉葱しかない)玉葱のバター炒めを作るという手もあったが、二個のひからびた玉葱が我々の空腹を有効に埋めてくれるとも思えなかった。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
みぞおちの奥のあたりにぽっかりと空洞が生じてしまったような気分だった。出口も入口もない、純粋な空洞である。その奇妙な体内の欠落感──不在が実在するという感覚──は高い尖塔のてっぺんに上ったときに感じる恐怖のしびれにどこかしら似ているような気がした。空腹と高所恐怖に相通じるところがあるというのは新しい発見だった。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
何処からともなく蕎麦 のだしを煮出している匂いがする。胃袋がぶるぶる顫 えて仕方がない。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
ひどい空腹感に 苛まれて力が湧いてきません。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
わたしは鉛のような空腹を感じ始める。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
ひどく腹が減っていた。身体の向こう側まで透けて見えるんじゃないかという気がするくらい激しい空腹感だった。たぶん海に出て新鮮な空気を吸い込んだせいで、朝からなにも胃袋に入れていなかったことに身体が思いあたったのだろう。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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