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アクセサリー・装具の表現・描写・類語
(貝の中の真珠)指を外套膜の中にさし入れると、指先にコトリと触れて、するすると逃げて行くものがありました
林房雄 / 恐怖の花(双生真珠) amazon
水晶の念珠が真ん中から二つに切れ、珠が霰(あられ)のように戛然(かつぜん)と四方へ飛び散る
芥川 龍之介 / 邪宗門 (1977年) amazon
にぶく光って美しさが遠くからやってくるような奥ゆかしい感じの首飾り
灰谷 健次郎 / 海になみだはいらない amazon
彼女たちの身につけた小ぶりではあるけれど高価なアクセサリーは、血を求める吸血鳥よろしく、反射のための微かな光を希求している。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
(金属縁の眼鏡をかけた女の)薬指には眼鏡と揃いで買ったような指輪がはまっていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
(襟飾りは)兵児帯(へこおび)の結び目のよう
夏目 漱石 / 三四郎 amazon
(ネックレス)糸のように細い金の首輪
川端 康成 / 眠れる美女 amazon
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 青空文庫
繊細な下着でも綿の小さなタンクトップでも細い鎖の上品なネックレスでもなんでもいいけれど、何もつけていない体の表面に何かひとつのしるしのようなものがあるのは素敵だし、そういうのはベッドのなかとか薄闇のなかとか体温の延長上なんかで、目にとても注意をさせる。
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
いくつかの金色のアクセサリーが肌の魅力を注意深く封印するみたいに配置されている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
薬指に、細い水滴のような指輪が光っている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
フェイクパールのロングネックレスがまだ首にかかっていた。ファッションの縦ラインを強調するために長いのを買った。ずっとつけていると肩がこる。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
繊細な鎖のゴールドのアンクレット
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
リネンで編んだ、アクセントにターコイズ色のビーズが編み込んであるやわらかいブレス
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
本物の宝石みたいに複雑にカットされた深緑のガラスがきらきら光っていた。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
玉は爾の霊 よりも光っている。
横光利一 / 日輪 青空文庫
ベルトでしめた腰のように、そこだけきゅっと細くなっている先生の薬指
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
指には、しあわせをきゅっとまるめて作ったような指輪がある。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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