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気持ちが高まる・こみ上げるの表現・描写・類語
激情が背中を、がりがり簓(ささら)でこするようにワナワナふるえさせる
室生 犀星 / 舌を噛み切った女 (1957年) amazon
傷口に血が薄っすらと浮かび上がるかのように、足元から馴染みの薄い感情が沁み込んでくるのを感じた。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
この男の悪を憎む心は、老婆の床に挿した松の木片 のように、勢いよく燃え上り出していた
芥川龍之介 / 羅生門 青空文庫
冷やかな侮蔑 と一しょに、心の中へはいって来た。
芥川龍之介 / 羅生門 青空文庫
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
今まで珍しく押えつけられていた反抗心が、またもや旋風のように葉子の心に起こった。
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
脳も心臓も振り回して、ゆすぶって、たたきつけて、一気に猛火であぶり立てるような激情
有島武郎 / 或る女(後編) 青空文庫
岡本かの子 / 河明り 青空文庫
胸にくっくと込み上げる感情が、意識された。
岡本かの子 / 母子叙情 青空文庫
むす子に対する憧れが突然思いもかけぬ胸の中の別の個所から厳粛というほどの真率さでもって突き上げてきた。
岡本かの子 / 母子叙情 青空文庫
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