日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

日本語表現インフォ > 感覚表現 > 位置・空間 > 狭い・窮屈

狭い・窮屈の表現・描写・類語

かがんで出入するほど狭い入り口

向き合った客と膝と膝が触れるほど窮屈

窮屈さに身の縮まる思い

足の踏み場もないくらいに狭苦しい

一ミリの隙間も許さずにみっしり詰め込んである

すし詰め状態

関連カテ混雑している・雑踏・人混み

鼻の先がつかえるような所

夏目漱石 / 坊っちゃん　amazon

家も豚小屋のように手狭なものであった。

徳田秋声 / 縮図　amazon関連カテ室内の雰囲気

この小屋に一人でいることが、まるで深い井戸の底に嵌ったように、ぬき差しならない感覚に陥った。

田久保英夫 / 海図　amazon関連カテ小屋（こや）

ひとりが通ればそこは埋まってまう細長い階段

川上未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ階段・石段

絶望的にせまい私の１Ｋの部屋

綿矢りさ / かわいそうだね？「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ室内の雰囲気

息気（いき）づまりがしそうに狭苦しかった。

有島武郎 / 或る女（前編）　青空文庫

（狭い安宿）あの青い壁に押されて寝る今夜の夢を思うと、私はふっと悲しくなってきた。

林芙美子 / 新版　放浪記　青空文庫関連カテ旅館・ホテル

敷蒲団がせまいので、昼夜帯（ちゅうやおび）をそばに敷いて、私が真中、三人並んで寝る事にした。何だか三畳の部屋いっぱいが女の息ではち切れそうな思いだった。

林芙美子 / 新版　放浪記　青空文庫

二人が座れば、それだけで空間が埋まった。

雫井脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

岩穴はまっすぐ立てないくらい狭くて

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ洞窟・ほら穴・トンネル

（雑居ビルの）大人が四人も乗れば満杯になりそうなエレベータ

翔田寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録　amazon関連カテエレベーター

その大きな体を無理矢理折り畳むようにしていつも作業台に座っていた。

小川洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録　amazon関連カテ大柄な体つき

どんなに工夫して二人座っても、必ず体のどこかがくっつき合うほどの狭さで

小川洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録　amazon

あと 18 個の表現が登録されています
ログインして全部見る

同じカテゴリの表現一覧

位置・空間の表現の一覧　

感覚表現大カテゴリ

表現の大区分