ビル・建物の表現・描写・類語

日の当たったビルの上辺りだけが鈍く輝いていた

黄金色に輝く金箔の目を奪うほどきらびやかな仏堂

窓という窓が、丁寧に磨きあがられたように輝いている

見上げるばかりの無表情なコンクリートの構築物

豪壮な赤レンガのマンション

窓が多く、外から眺めただけで部屋の狭さが想像できるマンション

団地の碁盤の目状の窓々から明かりがまばらに漏れている

休日は管理人も休みらしく、マンション一階の管理人室のカウンターにはカーテンが引かれている

ビル全体が閑散として、人気もあまりない

縦に細長い鉄筋五階建て

背の高い建物が北側の空を壁のように塞いでいる。

それは地方都市の近郊によく見かける、二階建ての安普請のアパートだった。比較的最近に建てられたものらしいが、既にあちこちで経年劣化が始まっていた。外付けの階段は音を立てて軋み、ドアの建て付けは悪かった。重いトラックが前の道路を通ると、窓ガラスがかたかたと震えた。壁も見るからに薄く、どこかの部屋でベース・ギターの練習でもしたら、建物全体がサウンドボックスになってしまいそうだ。

どの窓にも申し合わせたようにカーテンが引かれている。

よくある普通のマンションだ。とくに高級というほどではないが、グレードはそこそこ高そうだ。上品なデザインで、外装のタイルにも金がかかっている。玄関も立派で明るい。

（アパート）小さな門があるだけの、古いアパートだ。こんにゃくを横向きに立てたような形をしている。

真四角のサイコロを二つ重ねたような建物

大きなスタジアムが見える。巨大な要塞じみた迫力は、現実感を伴っていない。

高いビルディングの層が凹凸の線を空に描いて、削りたてた丘のようにつらなり

Ｍ病院を見上げた。窓ガラスが全部一度にきらめいて、目が痛かった。

巨大な煤けた事務所建築が、劇務にひしゃげた鉄籠のように左右に迫ってきっ立っている。数千の窓々が、一時に開いた心臓のように往来に向って開けっ放しになっている。

校舎と校舎の間に、きちんと四角い形の空が見えた。

（壁が全部ガラスで入口のないビル）入口というものがないんだ。まるで巨大な金魚鉢みたいにね

（ビルの）二つの建物の間に薄っぺらな夜が挟まっている。

スモッグに霞むビルの間を長い間目で探してみる。高層の建物はどれも灰褐色の墓石のように似かよっていて、幾つかのビルの屋上に、取り残されたタワークレーンが淋しげに首をもたげている。

今風のマンションほどではないが、 洒落 た外観の鉄筋モルタル造りの建物で、塀に《第二桜荘》という鋳鉄製のプレートが 嵌められていた。

（古びた雑居ビル）カードショップはどこも、高利貸しや探偵事務所や占いの店が入居している、古びた雑居ビルの一室にあった。エレベーターに乗っているだけで憂うつになるようなビルばかりだった

窓の大きなツインの部屋だった。十八階だったが、視野は二、三百 米メートル はなれた隣のビルの側面でうめられていた。小さな長方形の窓の群列が風景のすべてだった。しかし、灯りのついた窓と暗い窓のでたらめな散らばりのせいで、無機的な印象は薄かった。むしろ、巨大なものの持つ 愁いのようなものを感じた。