日本語表現インフォ > 感情表現 > 喜び > 「形容詞」 + 「喜び」
「形容詞」 + 「喜び」の表現・描写・類語一覧
胸に喜びが兆し、次第に強固な根を張る
三島由紀夫 / 金閣寺 amazon
彼はその喜びを少しでも失わないように、何か壊れ物を抱いている時のような気持ちで歩いていった。
横光 利一 / 悲しみの代価「日本の文学〈第37〉横光利一 (1966年) 悲しみの代価 日輪 上海 他」に収録 amazon
すばらしい富籤(とみくじ)を引き当てたかのように、溢れる喜びを押しかくすことが出来なくて
立野 信之 / 軍隊病「軍隊病―兵士と農民に関する短篇集 (昭和4年) (日本プロレタリア作家叢書〈第5篇〉)」に収録 amazon
気をゆるめればすぐにも外にはじけて出そうな喜び
藤沢 周平 / 麦屋町昼下がり amazon
飛行機を見た子どものように実際飛び上がって喜びました。
芥川龍之介 / 河童
魚が水にあったような、野獣が山に放たれたような、太陽が西を見つけ出したようなその喜び
有島武郎 / 生まれいずる悩み
小おどりしたいほどの喜び
有島武郎 / 生まれいずる悩み
葉子は何事も屈託なくただおもしろかった。からだじゅうをくすぐるような生の歓 びから、ややもするとなんでもなく微笑が自然に浮かび出ようとした。「けさから私はこんなに生まれ代わりました御覧なさい」といってだれにでも自分の喜びを披露 したいような気分になっていた。
有島武郎 / 或る女(前編)
そわそわと小魔 のように葉子の心をめぐりおどっていたはなやかな喜び
有島武郎 / 或る女(前編)
飛び立つような喜び
有島武郎 / 或る女(後編)
新鮮な喜びが感じられる
梶井基次郎 / 冬の日
子供じみた手放しの喜びよう
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
新しく得た刀よりも鋭い喜び
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
話が通じ合うということの純粋な喜びが、胸の奥底に恍惚感となって広がっていった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
なにか気の利いた演説でもしようと思っていた。なのにいま、胸にこみ上げてきた喜びと興奮で佃の脳は思考停止し、出てくるのはただ感謝の言葉だけだ。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
(生まれてくる我が子を想像すること)それは不思議な喜びだった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
(愛する人からの突然の手紙に)急に襲って来た喜びは止められず、上ずったように笑い
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
なにかしら 災厄 のようなものをともなわずして、このような喜びを得られるはずがないという気がした。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
喜びがこみ上げ、デパートへの道をとぶように歩いた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
合格した時は飛び上がって喜びました。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
母の目に喜びの光が差した。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
心は奇妙な喜びにふくれ上る。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
子供のような無邪気な喜び
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
顔はまた喜々として喜びにみちてくる。
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
何という喜びだろう。
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
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