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揺れる炎・ともし火の表現・描写・類語
吹きすさぶ凩(こがらし)に明滅するごとく、漁り火が微かにまたたく
長与 善郎 / 青銅の基督 amazon
牛が舌を出して鼻を舐めずっているような焔がべろべろと立って
長塚節 / 土 amazon
赤黒い炎が靄の中で生き物のように動く
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
ちらちらと揺れる蝋燭の炎越しにしばらく僕の顔を見ていた。羊男の大きな影がしみのある壁の上で揺れていた。拡大された誇張された影だった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
暗い中に、ガスの火がおとぎ話の火のようにもえている。
丹羽 文雄 / 顔 amazon
松明(たいまつ)がその下に集められる。その辺一帯、火事のように明かるくなり
志賀 直哉 / 暗夜行路 amazon
切燈台の油が鳴る。赤い真綿のやうな火が、ゆらゆらする。
芥川龍之介 / 芋粥 青空文庫
燃え上がり燃えかすれるその光は、幾百人の漁夫たちの命を勝手に支配する運命の手だ。
有島武郎 / 生まれいずる悩み 青空文庫
芥川龍之介 / 偸盗 青空文庫
松明を映した鹿の眼は、明滅しながら弾動する無数の玉のように輝いた。
横光利一 / 日輪 青空文庫
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