大福を踏み付けたような爺さん
※備考※ 坊主の爺さん
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:55% 作品を確認(青空文庫)
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坊主頭・頭を剃る
老人
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前後の文章を含んだ引用
......ちの記述はそのままにして、しばらく爺さんを専門に観察する事にした。爺さんはやがて今上 り立 ての四つばかりの男の子を見て「坊ちゃん、こちらへおいで」と手を出す。小供は大福を踏み付けたような爺さんを見て大変だと思ったか、わーっと悲鳴を揚 げてなき出す。爺さんは少しく不本意の気味で「いや、御泣きか、なに? 爺さんが恐 い? いや、これはこれは」と感嘆した。仕方......
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坊主頭・頭を剃るの表現・描写・類語(頭のカテゴリ)の一覧 ランダム5
呑気坊主が、厭に頭髪を光らせて
林芙美子 / 新版 放浪記
おやじも、今はジッと立って、鏡にうつる私の青々とした頭に、水族館の水槽の片隅に忘れられ、死にかけた夕コを眺めるような視線を投げかけている。
武田 泰淳 / 異形の者「異形の者 (1951年) (市民文庫〈第101〉)」に収録 amazon
髪の毛がなくなったそのアイドルは、大きな目とまだ若い肌がよりむきだしになり、十代の少女というよりはまるで生まれたての赤ん坊のように見えた。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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老人の表現・描写・類語(中年・老人のカテゴリ)の一覧 ランダム5
煤けて背骨のない藁人形のようなお婆さん
林芙美子 / 新版 放浪記
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「頭」カテゴリからランダム5
安西は鶏のように首を動かしていた。
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
一本の毛も無い頭が桃色に光っていた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
「中年・老人」カテゴリからランダム5
人間と云うものは、鳥影のようなもので、若い時の血気も、すぐまた年をとり《…略…》結局はうやむやで死ぬ。
林 芙美子 / めかくし鳳凰「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
美醜を超えてチャーミングだと思わせる人
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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