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陽炎で広い浜辺が短くゆれている
宮本百合子 / 明るい海浜 ページ位置:87% 作品を確認(青空文庫)
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揺れる
陽炎(かげろう)
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前後の文章を含んだ引用
......世界が違う気楽な若者と暗闘する岡本の気持がわかるような気がした。 彼等は皆で海岸へ出た。海浜ホテルの前あたりには大分人影があるが、川から此方はからりとしていた。陽炎で広い浜辺が短くゆれている……。川ふちを、一匹黒い犬が嗅 ぎ嗅ぎやって来た。防波堤の下に並んで日向ぼっこをしながら、篤介がその犬に向って口笛を吹いた。犬は耳を立て此方を見たが、再び急がしそ......
単語の意味
陽炎(かげろう・ようえん)
陽炎・・・春や夏の穏やかな日に、透明の炎のような揺らめきが地面からユラユラと立ちのぼる現象。局所的に密度の違う空気が混じることで、光が異常屈折して起こる。
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ふたつの運命のはざまにいる
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
骨のない軟骨だけのからだのようにグニャグニャと揺れる
坂口 安吾 / 散る日本 amazon
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陽炎(かげろう)の表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
河原一面の緑の草から陽炎がのぼって、何だか眼がくるめくよう
太宰 治 / 津軽 amazon
大地から立ちのぼる炎に似たかげろう
北 杜夫 / 谿間にて「新潮日本文学 61 北杜夫集―楡家の人びと・他」に収録 amazon
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恐らくは貨物船か駆逐艦の下級船員のベッドの上に乗ったまま太平洋を渡り、そして時の遥か彼方から僕の机の上にやってきたわけだ。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
おそらく僕はこの新しい世界にも少しずつ馴染んでいくことだろう。時間はかかるかもしれないが、少しずつ僕は肉や骨をこの重く湿った宇宙の断層の中にもぐりこませていくことだろう。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
冴え返った神経で、二重にも三重にも、透きとおるほど綿密に調べ抜いて
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志賀直哉「暗夜行路 (講談社文庫)」に収録 amazon
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