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糸杉のそれぞれの幹には数え切れないほどの蟬がしっかりとしがみついて、世界が終末に向って転がり始めたといった風に鳴きわめいていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
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蝉(せみ)
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前後の文章を含んだ引用
......ねと曲りながら遠くに見える門に通じていた。道の両側には糸杉と水銀灯が鉛筆たてみたいに等間隔に並んでいる。ゆっくり歩けば門までおそらく十五分くらいはかかるだろう。糸杉のそれぞれの幹には数え切れないほどの蟬がしっかりとしがみついて、世界が終末に向って転がり始めたといった風に鳴きわめいていた。 糸杉の並木の外側はきちんと刈り込まれた芝生で、その傾斜に沿ってどうだんつつじやらあじさいやらその他わけのわからない植物がとりとめもなく散らばっていた。むくどり......
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終末(しゅうまつ)
蝉・蟬(せみ)
終末・・・終わり。ものごとの最後に行き着くところ。
蝉・蟬・・・1.セミ科の昆虫を総称。夏に鳴く虫の代表。羽を畳んで木に止まり、雄は高い声で鳴きたてる。幼虫は数年かかって成虫になるが、成虫の寿命は10日から20日と短い。
2.高いところに物を引き上げるときに使う、小さな滑車。
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蟬が雨降りみたいに鳴きまくり
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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