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光ったりかげったり幾通りにも重なったたくさんの丘の向こうに、川に沿ったほんとうの野原がぼんやり碧 くひろがっている
宮沢賢治 / 風の又三郎 ページ位置:36% 作品を確認(青空文庫)
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草原・芝生
丘陵・小山・小高い丘
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前後の文章を含んだ引用
......たり岩かけの小さくくずれる所を何べんも通ったりして、もう上の野原の入り口に近くなりました。 みんなはそこまで来ると来たほうからまた西のほうをながめました。 光ったりかげったり幾通りにも重なったたくさんの丘の向こうに、川に沿ったほんとうの野原がぼんやり碧 くひろがっているのでした。「ありゃ、あいづ川だぞ。」「春日明神 さんの帯のようだな。」三郎が言いました。「何のようだど。」一郎がききました。「春日明神さんの帯のようだ。」......
単語の意味
沿う・添う・副う(そう)
沿う・添う・副う・・・1.(「沿う」と書いて)長い線状のものの近くを離れずに平行に進む。つたっていく。
2.(「沿う」「添う」「副う」と書いて)期待されるところから外れない状態を保つ。ある基準から離れないようにする。
2.(「沿う」「添う」「副う」と書いて)期待されるところから外れない状態を保つ。ある基準から離れないようにする。
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草原・芝生の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ぱっと青海原に泳ぎ出たような開豁な場所
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
巨大な凍原(ツンドラ)の果てしない拡がりは、地球の表面のすべてが象皮病のように厚ぼったい感触に死に枯れ果てたように思われる。
平林 たい子 / 大草原「日本の文学〈第48〉平林たい子,大原富枝 (1969年)地底の歌・秘密・桜・他 婉という女・大草原・他」に収録 amazon
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丘陵・小山・小高い丘の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(丘を回り込むと)女の背のような優美な側面は、いつか意外に厳しく狭い正面に変り、三角の頂上から、両足をふんばったように、二つの小尾根を左右に投げ落していた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
星空の広がりの底を、なだらかに起伏した丘の稜線が黒く這う
浅川 純 / 社内犯罪講座 amazon
丘陵が重なり合い、その間に谷戸が毛細血管のように入り込む
森村 誠一 / 深海の迷路 amazon
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町全体がどこか眠ってでもいるかのような、瀬戸内海に面したある小都市
島木 健作 / 癩 amazon
石が生き物のように唸りながら転がり落ちる
川端 康成 / 掌の小説 amazon
二つの溪の間へ楔子 のように立っている山
梶井基次郎 / 蒼穹
(サイパン)花の色が違う。陽の成り立ちからして違う。きっとここでは、考え方も違う。強さとか、明度とか。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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