TOP > 感覚表現 > 音の響き > 室内の機械音(単調な連続音)
室内の機械音(単調な連続音)の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
薄い壁をとおして隣室からテレビ番組の音声が聞こえてきた。細かい台詞までは聞き取れないが、お笑い番組らしく、十秒か十五秒置きに聴衆の笑い声が聞こえた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
このカテゴリを全部見る
織り機・ミシンの表現・描写・類語(家電のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ジ……と歯を噛 むようなミシンの音がしている。
林芙美子 / 新版 放浪記
方々の機(はた)の音が遠くの虫を聞くようである。
鈴木 三重吉 / 千鳥 amazon
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
私は風邪をひいた時の小さな子供のように、みんなの声をぼんやりと幸福に聞いていた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
その音に関することは、発生源も音色も響き具合も何もかもがあいまいなので、わたしは言葉を失ってしまう。それでも時々、あまりのあいまいさのために心細くなり、何かにたとえてみようと思うことがある。冬の噴水の底に沈んだコインが一粒の水しぶきとぶつかった時つぶやく音、メリーゴーランドから降りた後耳の奥にあるかたつむり管の中でリンパ液が震える音、恋人からの電話が切れた後受話器を握った掌の中を真夜中が通り過ぎてゆく音……。しかし、こんなたとえで一体何人の人が、その音について理解してくれるというのだろう。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
「室内のようす」カテゴリからランダム5
ある日の晩大町という所を散歩していたら郵便局の隣に蕎麦とかいて、下に東京と注を加えた看板があった。《…略…》東京と断わる以上はもう少しきれいにしそうなものだが、東京を知らないのか、金がないのか、めっぽうきたない。畳は色が変わっておまけに砂でざらざらしている。壁は煤でまっ黒だ。天井はランプの油烟でくすぼってるのみか、低くって、思わず首を縮めるくらいだ。ただ麗々と蕎麦の名前をかいて張りつけたねだん付だけはまったく新しい。なんでも古いうちを買って二、三日まえから開業したに違いなかろう。
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
(閉じた戸)戸の木肌はあらわに外面に向かって曝 されていた。
梶井基次郎 / 冬の日
アンペラの畳
林芙美子 / 新版 放浪記
「家電」カテゴリからランダム5
二階の物干には、枯れたおしめが半開きの雨戸にバッタンバッタン当っていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
ストーブの上のやかんから絶え間なく蒸気が吹き出していた。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
プレイ・ボタンを押すと機械は身振いでもするように一連の音を立てて
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧
室内のようす の表現の一覧
家電 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ