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古ぼけたバスケットひとつ。 骨の折れた日傘。 煙草の吸殻よりも味気ない女。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:27% 作品を確認(青空文庫)
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貧乏・お金がない
服装や身なりが汚い
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前後の文章を含んだ引用
......のように淋しい自分の顔を写して見た。さあ矢でも鉄砲でも飛んで来いだ。別に当もない私は、途中下車の切符を大事にしまうと、楠公 さんの方へブラブラ歩いて行ってみた。 古ぼけたバスケットひとつ。 骨の折れた日傘。 煙草の吸殻よりも味気ない女。 私の捨身の戦闘準備はたったこれだけなのでございます。 砂ぼこりのなかの楠公さんの境内は、おきまりの鳩と絵ハガキ屋が出ている。私は水の涸 れた六角型の噴水の石に腰......
単語の意味
味気無い(あじけない・あじきない)
味気無い・・・面白味や魅力がなくて、つまらない。味わいが少なく、風情に乏しい。
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貧乏・お金がないの表現・描写・類語(政治・経済のカテゴリ)の一覧 ランダム5
眼鏡を買いたくても、八十銭の日給では、その日に追われて眼鏡を買うどころのさわぎではない。
林芙美子 / 新版 放浪記
弱き者よ汝 の名は貧乏なり。
林芙美子 / 新版 放浪記
借金のあるうちは手足を縛られているようで
徳田 秋声 / 縮図 amazon
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服装や身なりが汚いの表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
服装からも、様子からも、落魄 というような一種の気分が漂っていた。
有島武郎 / 或る女
まるで山出しの女中
林芙美子 / 新版 放浪記
彼はそれまで僕が見たこともないような奇妙な柄のセーターを着て、その下に色のあわないシャツを着ていた。
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
茫々としたむさくるしい姿
林芙美子 / 新版 放浪記
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「政治・経済」カテゴリからランダム5
紙幣が、毛虫が喧嘩をしているような音を立ててポケットにおさまる
レイモンド チャンドラー / 湖中の女 amazon
「服装・身なり」カテゴリからランダム5
ワイシャツの一番上のボタンまできっちりとはめ、ネクタイもきつめに締めたままとろうとしなかった。そのため、首の回りの肉が二重に浮かび上がって、見ているほうが息苦しくなってしまう。
鈴木 光司 / リング amazon
(ズボンは)押し出してしまった後の絵の具チューブかなんぞのように、ピッタリ一重にくっついた
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
昔昔、毒草と云う映画を見たけれど、あれに出て来るせむし男にそっくりだ
林芙美子 / 新版 放浪記
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