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酷く雪が降っていて、静かな分だけ、途切れがちな会話が洋子を居た堪らない気持ちにさせた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
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口下手・話下手・うまく言葉にできない
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前後の文章を含んだ引用
......、常にジャリーラから目を離さないというわけにはいかなかった。 最後にスカイプで喋ったのは、二月のリチャードから不倫を打ち明けられる直前だった。ニューヨークでは、酷く雪が降っていて、静かな分だけ、途切れがちな会話が洋子を居た堪らない気持ちにさせた。元気のないジャリーラに、洋子は励ましの言葉を掛けたが、何もしてやれないことがもどかしかった。ケンが起きて泣き出したために、会話はそのままになり、その後は離婚騒動......
単語の意味
堪らない(たまらない)
堪らない・・・気持ちを抑えられない。気持ちを抑えられないくらい、素晴らしく素敵。なんともいえないほど素晴らしい。「仕事のあとのビールは堪らない」
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口下手・話下手・うまく言葉にできないの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(うまく説明できない)でもそこで言葉が突然ふっと消えてしまった。遠くの方で誰かが電話のコードを引き抜いたような感じだった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
何か言おうとしたまま、言葉が出てこないので、結局、黙って頷いただけだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
がうっと言葉を詰まらせた。詰まった言葉が喉を刺激したのか、軽く咳き込む。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
返事に窮して
有島武郎 / 或る女
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彼の説明は心がこもっていて、春の海の波のように根気強かった。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
僕もその頃には葡萄を食べるのをやめて、じっと彼女の話に聞き入っていた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
たっぷりと時間をとってから、私は言った。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
嵐はゆっくりと起き上がり、すわり直して私を見た。かなりまっすぐに見た。決心して、告白するという感じだった。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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