屋根瓦が高いところで、幽かに光る。数万の甍(いらか)に、数万の月が落ちたようだ
夏目 漱石 / 草枕 作品を確認(amazon)
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月の光・月明かり
屋根・かわら・屋上
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単語の意味
甍(いらか)
甍・・・1.瓦で覆われた屋根。また、その瓦。
2.屋根の頂上の部分。
2.屋根の頂上の部分。
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月の光・月明かりの表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
月の光に重さを感じるほど満身に月光を浴びる
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
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屋根・かわら・屋上の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
赤い屋根を翼のように拡げたサナトリウムの建物
堀 辰雄 / 風立ちぬ amazon
古い瓦屋根が慌てて化粧でもしたようにまぶしく光る
阿久 悠 / 瀬戸内少年野球団〈上〉 amazon
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「空・中空」カテゴリからランダム5
幾筋かの雲がとても高いところに浮かんでいた。それはあまりにも遠く、あまりにも高く、人間の営みとは関わりを持たないきわめて抽象的な考察のようにも見えた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
「家・建物」カテゴリからランダム5
墓石のような高層ビルがぎっしりと建ち並んで
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
氷室のように湿っぽく暗く冷たい家
山本 周五郎 / やぶからし amazon
病院の古風な赤煉瓦の建物が、中世の城砦(じょうさい)か牢獄のように冷え冷えと孤独に立っている
加賀 乙彦 / フランドルの冬 amazon
眼下の部落を見おろしました。褐色の一握りの土塊のように 藁屋根 と藁屋根との集まった部落。泥と木とでねりあわせた小屋。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
(古マンション)風も通らず陽も当たらず、一年じゅう梅雨どきのように 暗鬱 な感じがするのは、自分が 徒 らに齢を食ったせいではあるまい。
浅田次郎 / ラブ・レター「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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