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掃き浄めた朝の座敷で幽寂閑雅な気分に浸る。
岡本かの子 / 東海道五十三次 ページ位置:29% 作品を確認(青空文庫)
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室内(空間)が静か
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前後の文章を含んだ引用
......育てて来た父には生甲斐いきがいとして考証詮索の楽しみ以外には無いように見えたが、やはり寂しいらしかった。だが、情愛の発露の道を知らない昔人はどうにも仕方なかったらしい。掃き浄めた朝の座敷で幽寂閑雅な気分に浸る。それが唯一の自分の心を開く道で、この機会に於てのみ娘に対しても素直な愛情を示す微笑もらせた。私は物ごころついてから父を憐れなものに思い出して来て、出来るだけ灰......
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閑雅(かんが)
閑雅・・・閑(しず[=静])かで雅(みやび[=上品で美しい])なさま。落ち着いていて、心惹かれる特徴や雰囲気を持っているさま。「閑」は訓読みで「しず(か)」と読める。
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