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この年ごろで、木綿帯は可哀そうだ。着物もそまつだし、安櫛 をさして、なりにもふりにも関心 わないでいるところは、問うまでもなく、貧乏人だ。
吉川英治 / 治郎吉格子 ページ位置:19% 作品を確認(青空文庫)
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服装や身なりが汚い
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......る。彼は、とても、お仙の比じゃないと思った。 ――どこの娘じゃろう。剃刀の刃が、髯 の根 を、気もちよくとおってゆく音を聞きながら、そんなことを考えはじめた。 ――この年ごろで、木綿帯は可哀そうだ。着物もそまつだし、安櫛 をさして、なりにもふりにも関心 わないでいるところは、問うまでもなく、貧乏人だ。そして、床屋廻りの元結売りをしているという事はわかるが、根からの、裏店 育ちとは、思われない。 ――惜しいもんだ。 と、治郎吉は考えるのだ。同時に、有馬の気まぐれ......
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お米が足りなかったのでうどんの玉を買ってみんなで食べた。
林芙美子 / 新版 放浪記
借金のあるうちは手足を縛られているようで
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二人は一見して長い間銭湯につかっていないことを物語る埃と脂のまじったうす黒い汚れを、顔や頰や頸すじにつけていた。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
彼はそれまで僕が見たこともないような奇妙な柄のセーターを着て、その下に色のあわないシャツを着ていた。
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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(ホテルのサンドイッチにコーヒーをつけると)慎み深い四人家族の昼食代くらいの値段になるのだ
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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しゅうしゅうと泣くように鳴る博多帯をきゅっと結ぶ
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白い絹の部屋着が太股の上で渦を巻いて、菓子の上に飾られる薔薇の花のクリームを思わせる
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