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奥行の深い、間口の広いその店は、何だか貝殻のように暗くて
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:24% 作品を確認(青空文庫)
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室内の闇・部屋が暗い
店・建物の佇まい・外観
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前後の文章を含んだ引用
......眺めながら私は大阪も面白いと思った。誰も知らない土地で働く事もいいだろう。枯れた河岸の柳の木が、腰をもみながら大風にゆれている。 毛布問屋は案外大きい店だった。奥行の深い、間口の広いその店は、何だか貝殻のように暗くて、働いている七八人の店員達は病的に蒼 い顔をして忙がしく立ち働いていた。随分長い廊下だった。何もかもピカピカと手入れの行きとどいた、大阪人らしいこのみのこぢんまり......
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室内の闇・部屋が暗いの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
消灯された客室の夜とも昼ともつかない暗がり
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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店・建物の佇まい・外観の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
暑さにへたった犬が、だらしなく舌の垂らしているように見えるアパート
落合 恵子 / 夏草の女たち amazon
小路の突当りにある、古い、巨きな空箱のような建物
稲垣 足穂 / 弥勒 amazon
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「家・建物」カテゴリからランダム5
角を曲がるとつきあたりがM病院だった。姉が言った通り、そこだけ時間が止まっていた。ずっと長い間記憶の中に閉じ込められていたM病院が、そのまま目の前にあった。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
このあたりの閑静な住宅街のおもかげは、むかしのままのような気がする。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
「光と影」カテゴリからランダム5
赤黒い炎が靄のなかで、まるで生きもののように動いていました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
陽光に当たってきらりと輝く自分の輪郭をかいま見たりする
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
「室内のようす」カテゴリからランダム5
部屋の中央にはコタツを置き、明るく雑然としていた部屋全体が落ち着いた空間に 変貌 した。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
家財道具が圧倒的に不足しているせいで、部屋はがらんとして生活感を欠いていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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