白味はよくゆで上り黄味はとろっとした半熟

潰れた卵がどろりと流れ出していた。

卵の調理性には、気泡性、乳化性、凝固性がある

「朝食」と銘うっているだけに玉子料理が多かった。

世界には様々な卵料理があり、どの国の人たちからも卵料理は愛されている

社長は、「オムレツは中が柔らかくふっくらと、表面はこげめのつかぬクリーム色にまとめることが最高」といわれた

玉子の白味を切るようによくかきまぜないので、黄味と白味がわかれていて、焼き上りが白、黄、まだらであった。フライパンの中でかき玉のようにかきまぜないのでかたかったし、出来たてでなかったから、つめたくて舌ざわりが悪かった。オムレツなんてものは誰にだって出来る、安くてケチな料理だと、コックさんがバカにしながらいい加減に作ったような感じがした。

卵焼きを口に含んだときの、じゅわっとしみでるダシの風味の何ともいえない和風の味

スパニッシュオムレツは、トマト、ピーマン、玉ねぎが入っていた。玉子を３コ使って、ふんわりと大きく焼いてあり、お皿もあたためてあった。

こってり甘い江戸風ダシ巻き卵