千光寺の灯が、山の上で木立の中にちらちらゆれて光っている。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:94% 作品を確認(青空文庫)
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揺れる炎・ともし火
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前後の文章を含んだ引用
......が締めつけられるようでいい気持ちだ。 暗い水の上に、小舟が蚊帳を吊って、ランプをとぼしているのが如何 にも涼しそうだ。雨あがりのせいか、海辺はひっそりしている。 千光寺の灯が、山の上で木立の中にちらちらゆれて光っている。 (八月×日) 風琴と魚の町少しはかどる。 小説と云うものはどんな風に書くものかは知らない。只、だらだらと愚にもつかぬ事をノートに書きながら自分で泣いているのだか......
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揺れる炎・ともし火の表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
松明を映した鹿の眼は、明滅しながら弾動する無数の玉のように輝いた。
横光利一 / 日輪
ちらちらと揺れる蝋燭の炎越しにしばらく僕の顔を見ていた。羊男の大きな影がしみのある壁の上で揺れていた。拡大された誇張された影だった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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「光と影」カテゴリからランダム5
空をみあげると、眼の 眩むような白い光が眼を突いてきました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
食卓のシャンデリアが、幾分、皮肉めかして、その皺一本ない額や高く澄んだ鼻梁、やわらかく光を押し潰す下瞼といった、彼女の麗質の細部に光を灯していた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
「火・煙・灰」カテゴリからランダム5
(噴火による灰で)四辺の一切の草木が皆雪のように真白になっている
長与善郎 / 陸奥直次郎 amazon
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