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背の低い、せた、白髪頭しらがあたまの、猿のような老婆
芥川龍之介 / 羅生門 ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......た。ある強い感情が、ほとんどことごとくこの男の嗅覚を奪ってしまったからだ。  下人の眼は、その時、はじめてその死骸の中にうずくまっている人間を見た。檜皮色ひわだいろの着物を着た、背の低い、せた、白髪頭しらがあたまの、猿のような老婆である。その老婆は、右の手に火をともした松の木片きぎれを持って、その死骸の一つの顔を覗きこむように眺めていた。髪の毛の長い所を見ると、多分女の死骸であろう。  下人は......
単語の意味
白髪(しらが・はくはつ)
白髪頭(しらがあたま)
背(せ)
猿(さる)
白髪・・・白い髪の毛。色素がなくなったために白くなった髪。
白髪頭・・・髪が全体的に白くなった頭。また、その人。白頭(はくとう)。
・・・1.背中。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背面。
2 物の後ろ側。背面。
3.立っているものの、高さ。
・・・1.ヒト以外の霊長類の総称。人間に似た哺乳動物。後ろ足でたったり前足で物を握ったりできる。音が「去る」と同じで忌み嫌われ、反対の意味の「得る」からエテ(得手)と代替することもある。
2.雨戸の桟(さん)に取り付けた戸締り道具。
3.囲炉裏(いろり)の自在鉤(じざいかぎ)を上げてとめておく用具。
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