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眠くって頭の芯 がズキズキする
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:50% 作品を確認(青空文庫)
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寝起き・目が覚める
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......なり。 夜。 ここの子供とかるめらを焼いて遊ぶ。 * (五月×日) 六時に起きた。 昨夜の無銭飲食の奴のことで、七時には警察へ行かなくてはならない。眠くって頭の芯 がズキズキするのをこらえて、朝の街に出てゆくと、汚い鋪道 の上に、散しの黄や赤が、露にベトベト濡れて陽に光っていた。四谷 までバスに乗る。窓硝子 の紫の鹿 の子 を掛けた私の結い綿の頭......
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僕は突然目が覚めた。眠りと覚醒の中間的地域というものが存在しなかった。目を開けた時には僕は既に覚醒の中枢にいた。頭の働きは完全に正常に復しているように感じられた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
他人の力で目覚めることほど、腹の立つことはない。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
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「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
岸に打ち上げられた鯨のように横たえたまま
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
絃は上掛けをだんごに巻きつけていくのではなく、眠りながらよくこんなに器用にできるなと感心するほど、逆円錐状に身体に沿って巻きつけていくので、足の方が先細りで腕も肩も隙間なく包まれている。彼の後ろ耳、エジプトのミイラみたいに布の巻きついた身体のなだらかな曲線、本当にかすかな寝息。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
長椅子には頭の禿げかけた中年男が乾燥魚みたいな格好で寝転んでいた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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