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蚕が桑の葉を食っているような音を立てて、魂がすりへらされてゆく
林 芙美子 / 晩菊・水仙・白鷺 作品を確認(amazon)
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生命の尊さ、大切さ・生命力
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単語の意味
蚕(かいこ)
蚕・・・カイコガの幼虫。普通、4回脱皮した後、白くて俵型の繭(まゆ)を作る。繭は絹糸の原料になるため、古くから養蚕(ようさん[=蚕を飼うこと])されてきた。野生では生活できず「飼い子」が名前の由来とされる。
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生命の尊さ、大切さ・生命力の表現・描写・類語(生と死のカテゴリ)の一覧 ランダム5
人は皆、死の影の谷を歩いている
福永 武彦 / 草の花 amazon
蚕が桑の葉を食っているような音を立てて、魂がすりへらされてゆく
林 芙美子 / 晩菊・水仙・白鷺 amazon
栗鼠(りす)や兎のようなすばしこくて弾力に満ちた生命感
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
若い時代が来ていて、古葉にかわろうとするような、みずみずしい生命のかがやき
島崎 藤村 / 三人の訪問者 amazon
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子鹿の死骸が横たわっていた。完全に白骨化してはおらず、背骨のあたりには斑点模様の皮膚がぼろ切れのように張り付き、投げ出された四本の脚は、息絶える瞬間まで立ち上がろうと苦闘した形のまま、まだ胴体につながっていた。内臓は溶け出し、目は暗い空洞となり、半開きの口からは十分に育ちきっていない小さな歯がのぞいて見えた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
死にたいと思ってもその元気もない
林芙美子 / 新版 放浪記
人は自分の死を自覚したときから、生きる希望と死への折り合いをゆるやかにつけていくだけなんだ。たくさんの些細な後悔や、叶えられなかった夢を思い出しながら。
川村 元気 / 世界から猫が消えたなら amazon
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