いつまでも稚 な顔の抜け切らぬ顔立ち
岡本かの子 / 巴里祭 ページ位置:13% 作品を確認(青空文庫)
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童顔・幼い顔つき
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前後の文章を含んだ引用
......に見せるものでもなし、成るだけ櫛でふせて置くようにしております。 新吉はめずらしく手紙の此の部分だけを偏執狂のように読み返えし読み返すのをやめなかった。おみちはいつまでも稚 な顔の抜け切らぬ顔立ちの娘であった。それ故にこそ親が貰って呉れた妻ではあったが日本に居るときの新吉は随分とおみちを愛した。新吉は一人息子であったので妹というものゝ親しみは始めから諦め......
単語の意味
顔立ち(かおだち)
稚い(あどけない・わかい・おさない)
顔立ち・・・顔全体の形。顔のつくり。顔から受ける感じ。顔つき。目鼻立ち。
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いつまでも稚 な顔の抜け切らぬ顔立ち
岡本かの子 / 巴里祭
まだ毒されていない幼なさが、母親似の顔の輪郭に残っている。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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急に瘦せすぎたのか、皺が寄って酸っぱい梅干しのような顔になって
野崎 幸助「紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 (講談社+α文庫)」に収録 amazon
その顔の中には生命の伸長を中途で何ものかのために無理強いに奪い取られて、そのために、どこか歪んでいるといったようなものがあって、それが、その顔に、異常と言えるほどのエネルギーにみちた美を与えている
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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