手足の指の痛むような冷たさ
吉川英治 / 八寒道中 ページ位置:88% 作品を確認(青空文庫)
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冷たさ・冷たい温度
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......が痛いせいだった。先刻 から裏庭の木戸の方にかがみ込んでいた鮎川部屋の者たちは、かじかんだ手に息をかけて、待 ち焦 れていた。 「どうしたんでしょう、先生」 賛之丞も、手足の指の痛むような冷たさと、時々、何か背すじへぞっと感じてくる度に、風邪 をひきそうな心地がしていた。 「不思議だなあ、物音一つして来ない」 「もう、お稲さんが見に行ってからだって大分になり......
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冷たさ・冷たい温度の表現・描写・類語(温度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
勝治の額に手のひらをのせた。自分の手が熱かったのか、一瞬、ぞっとするほど冷たかった。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
素肌 に触れるその手が氷のように気持ちよかった。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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