しんしんと冷える冬の夜道は豪華な星空にいろどられ、私は晴れやかな気分だった。ほほにぴりぴりと風がしみて、星がまたたく。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:52% 作品を確認(amazon)
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冬の夕方・夜
星の光・星が輝く
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前後の文章を含んだ引用
......ばっかりでやらしい話するんでしょう。」 私が言うと、「そうだよー。悪いか?」 と彼は笑った。 一日中遊びほうけて、ほろ酔いで、私たちは全くはしゃいで歩いていた。しんしんと冷える冬の夜道は豪華な星空にいろどられ、私は晴れやかな気分だった。ほほにぴりぴりと風がしみて、星がまたたく。ポケットの中でつないだ手のひらはいつもあたたかく、ぱさぱさした感触だった。「あ、でも君のことは絶対、変なふうにゆわないから。」 思い出したように等がそう言ったの......
単語の意味
瞬く(またたく)
冬の夜(ふゆのよ)
星空(ほしぞら)
晴れ(はれ)
瞬く・・・1.見えたり見えなくなったり光がチラチラする。明滅する。
2.まぶたを一瞬のうちに閉じたり開いたりする。まばたく。
2.まぶたを一瞬のうちに閉じたり開いたりする。まばたく。
冬の夜・・・冬の、ひっそりとした寒い夜。
星空・・・晴れた夜、星がたくさん輝いている空。
晴れ・・・1.天気がいいこと。雨や霧などが伴わない天気。空に雲が少ない、もしくはまったく無い状態。
2.多くの人から注目されて、光栄に思うこと。待ちに待った、めったにない機会であること。晴れがましいこと。正式なこと。公式なこと。
3.疑いが解けて、自由になること。「晴れて自由の身になる」
2.多くの人から注目されて、光栄に思うこと。待ちに待った、めったにない機会であること。晴れがましいこと。正式なこと。公式なこと。
3.疑いが解けて、自由になること。「晴れて自由の身になる」
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冬の夕方・夜の表現・描写・類語(冬のカテゴリ)の一覧 ランダム5
風が澄んだ音をたてて凍りつくような、冷たい夜だった。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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星の光・星が輝くの表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
無数の砂金ぐらいの光がちりりと冷たそうに震えている
竹下文子 / 風町通信(星を拾う) amazon
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「空・中空」カテゴリからランダム5
空が、目に見えない速度で、ゆっくりと落ちかかってくるような気がした。
竹西 寛子 / 洋館の人達「兵隊宿 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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正月と同じくらいの巨大な行事に成長したクリスマスは、その年の通信簿を兼ねている。今年を充実して過ごし、人と良い関係を築けた人間はわいわいと親しい人たちと楽しいクリスマスが送れるし、一人でも充実した日々を送れた人ならクリスマスに一人でもべつに落ち込まずに淡々と過ごせるだろう。でもさびしがりやのくせに人間関係をおろそかにしてきた人や、私のように人間関係のごたごたを解決できないまま十二月を迎えた人間は、最低の通信簿をもらう。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
春、 未だ地面に雪の残っている頃だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
冬の夕方の空が硝子のような色をする
大仏次郎 / 雪崩 amazon
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