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(腕に抱かれて声を聞く)胸から直接、声の響きを聞いた。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:56% 作品を確認(amazon)
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抱擁・抱き合う・抱きしめる
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前後の文章を含んだ引用
......。「伊豆のほうはきっと、もう少しあったかいよ。」 そう言って、ほとんど反射的に雄一は、もう片方の腕で私の頭を抱いた。「いつまで行くって?」 彼はそのまま言った。胸から直接、声の響きを聞いた。「三泊四日。」 私はそっと彼から離れて言った。「その頃にはもう少しましな気分になってると思う、そうしたら、また外でお茶をしようではないか。」 雄一が私を見て笑っ......
単語の意味
胸(むね)
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私は 馳 け寄り、その睦子を抱いた。 溺 れるもののように、睦子は私にしがみつき、小さく声を震わせて泣いた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
慎吾の腕が、ふいに、抱き倒すように、彼女のからだを巻いた。
吉川英治 / 銀河まつり
彼の腕の中に身を預ける。サヤの中に収まる豆のように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
ふいに引っ張られる。引き寄せられて、睦月の胸に頰があたった。腕が背中に回り、強く抱きしめてくる。白い綿シャツを通してあたしの頰に睦月の体温と鼓動が伝わる。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
寝床にはいった。葉子は事務長の広い胸に巣食うように丸まって少し震えていた。
有島武郎 / 或る女
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