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(朝日にさらされた犬の置物)光とほこりの 匂いの中で犬は、まるで雪景色の中にいるように清らかに見えた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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室内に差し込む光
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前後の文章を含んだ引用
......、かわいいこと。」 と言って私はまだねぼけまなこのままで立ちすくみ、ぐしゃぐしゃにしたままのビニールや段ボールのまん中にそれを置いたまま、しばらく眺めた。 朝の光とほこりの匂いの中で犬は、まるで雪景色の中にいるように清らかに見えた。 どうしてビクターの犬なのかはわからなかった。しかしそれを例えば古道具屋の店先で見つけて、どうしても目が離せなくなった、そういう旅先の想いの切実さは伝わってくる......
単語の意味
景色(けしき)
雪景(せっけい)
雪景色(ゆきげしき)
犬・狗(いぬ)
景色・・・風景。眺め。とくに、自然の眺め。
雪景・・・雪景色。雪が降り積もった景色。
雪景色・・・雪が降っている時の景色。また、雪が降り積った景色。
犬・狗・・・1.イヌ科の哺乳動物。大昔から人間に飼育されてきた家畜。従順で賢く、家やヒツジの番をしたり、犯人捜査や目や耳の不自由な人の導いたりもできる。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
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窓から射す光線が薄いので、湯槽の中は昏れかけたように暗い。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
天井の煙抜きから差し入る光の帯がちらちらと埃を舞い輝かせる
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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最小限の家具しかなく、がらんとして薄暗かった。広い方の部屋にはツイン・ベッドとドレッサーがあり、ベッドは枠だけの裸だった。死んでしまった時間の匂いがした。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
いかにも猫が好みそうな庭だったが、どれだけ眺めていてもそこには猫の姿らしきものは見あたらなかった。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
棚も壁もレンジフードもべたべたする狭い台所
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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