ぐらぐら目まいしながら
太宰治 / 人間失格 ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
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目まい
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......、 「見ろ!」 と小声で言って指差します。 自分の部屋の上の小窓があいていて、そこから部屋の中が見えます。電気がついたままで、二匹の動物がいました。 自分は、ぐらぐら目まいしながら、これもまた人間の姿だ、これもまた人間の姿だ、おどろく事は無い、など劇 しい呼吸と共に胸の中で呟 き、ヨシ子を助ける事も忘れ、階段に立ちつくしていました。 堀木は......
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眼がぐらぐらして動けなくなった
夏目漱石 / 吾輩は猫である
正面の席が揺れ出すのを感じた。またか。舌打ちが出る。座席だけではない、情景すべてがぐらぐらと震え、輪郭が崩れた。周囲が振動しているのではなくて、自分が眩暈を感じているのだ。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
上ばかり見ていたので、急に目線を下げて立ちくらみがした。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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あいつは犬だった。危うく手をかませる所だった。
有島武郎 / 或る女
(睡眠中に電話が鳴って)何がどうなっているのかさっぱりわからなかった。眠っているあいだに頭の中が水びたしになって脳がふやけてしまったような気分だった。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
川が揺れている、とはじめは思った。迂曲している川が横にゆがみ、今にも氾濫を起こしそうに見える。足元がふやけたかのように、風景が震え、そしてそれが、いつもの眩暈であることに気づく。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
頭の奥が眩暈のように揺れる。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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