青黒い幽鬼のような姿
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:35% 作品を確認(amazon)
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ぼんやり・朦朧・ボーっとする
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前後の文章を含んだ引用
......それ食べて、またゆっくり揉んだる。今日は早いさかいな」牛乳に白く濡れた口で言う。 追い立てられるような入念さで十和子は髪と身体を洗う。 路の向こうからやってきた青黒い幽鬼のような姿が頭を離れない。今台所にいる陣治が陣治なのか。それともさっき歩いていたあの空っぽが陣治なのか――。 もしそのどちらもが陣治で、陣治という人間があんなにも現実離れ......
単語の意味
幽鬼(ゆうき)
黝い・青黒い(あおぐろい)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
幽鬼・・・幽霊。妖怪。化け物。
黝い・青黒い・・・青みを帯びた黒い色である。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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意識がひどく弛緩して、暗黒植物のようにふやけて
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
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村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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