波の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
波頭がとがった白い紋様に見えた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
海水が東へ東へと落ちつきなく 苛波 を立て立て流れている
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
波がくだけて白泡が一面に生じ、水玉が高く飛び散って風に吹かれて、そのしぶきが顔を打って来ます
武者小路実篤 / 若き日の思い出 amazon
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朝の海だけが 綺麗 でした。海は幾つかの小さな島をその沖あいに点在させて、うす陽をうけて針のように光り、浜を嚙む波が白く泡だっていました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
眼にうつる流れが海のように青々と深みをまして迫ってくる
水上 勉 / 越前竹人形 (1980年) amazon
小さな波が水際を弄んでいるらしく、長い線が白刃のように光っては消える
国木田 独歩 / 武蔵野 amazon
(日の光を受けて)とんろりと油を張ったように静かな入江
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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