一度思い立った事を中途でやめるのは、白雨 が来るかと待っている時黒雲共 隣国へ通り過ぎたように、何となく残り惜しい。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:24% 作品を確認(青空文庫)
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未練・心残り
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前後の文章を含んだ引用
......ない。話せないとすれば土中にある金剛石 の日を受けて光らぬと同じ事で、せっかくの智識も無用の長物となる。これは愚 だ、やめようかしらんと上り口で佇 んで見た。 しかし一度思い立った事を中途でやめるのは、白雨 が来るかと待っている時黒雲共 隣国へ通り過ぎたように、何となく残り惜しい。それも非がこっちにあれば格別だが、いわゆる正義のため、人道のためなら、たとい無駄死 をやるまでも進むのが、義務を知る男児の本懐であろう。無駄骨を折り、無駄足を汚 す......
単語の意味
残り惜しい(のこりおしい)
残り惜しい・・・名残惜しい。心残りに思う。離れてしまうのがつらい。
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二度と払拭できぬ屈辱と敗北の 烙印 を押される
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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